大腸菌(だいちょうきん)
細菌の一種。ヒトも含めてほ乳類の腸管を寄生場所としている腸内細菌。従来、健康な人の腸管に寄生し、腸管内に存在する限り病原性はない。特に大腸菌K12株(E.coli K-12)は分子生物学やバイオテクノロジーの研究材料として広く利用されてきた。
タンパク質(たんぱくしつ)
動物・植物・微生物など、生物と呼ばれるものの細胞の主成分として含まれる一群の高分子含窒素有機化合物の総称。アミノ酸によって構成されている。生細胞の構成物質として、またその生活をつかさどる活性物質(酵素など)として、生命現象に最も密接している。
低アレルゲンイネ(ていあれるげんいね)
アレルギーの原因となるタンパク質が通常のイネ(コメ)より少なく含まれるイネ(コメ)のこと。酵素分解によって作られる低アレルゲン米は機能性食品として認可されている。遺伝子組み換え技術を利用した低アレルゲン米も現在開発中。
低タンパクイネ(ていたんぱくいね)
米に含まれているタンパク質のうち、最も含有量の多いグルテリンの含有量を減らした遺伝子組み換えイネで、アンチセンス遺伝子を用いてグルテリンの合成を抑制している。酒の品質低下の大きな要因であるグルテリンを排除するには精米度を上げるしか方法がなく、酒造目的として低タンパクイネは開発された。1998年に農林水産省により環境に対する安全性が確認され、一般ほ場での栽培が可能になっている。
DNA(でぃーえぬえー)
デオキシリボ核酸(deoxyribonucleicacid)の略称。遺伝子の本体。デオキシリボースという糖とリン酸、塩基が結合してできたヌクレオチドが連なった鎖状重合体である。塩基としてアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の他少量のメチル化塩基が含まれる。細胞内では2本のDNA鎖が塩基間の水素結合(AとT、CとG)によって二重らせん構造を形成している。現在では、組み換えDNA実験技術とDNA塩基配列決定法により、DNA上の遺伝情報が具体的な塩基配列として把握されている。



